ハイレゾ音源とは?

2014/04/15

最近とかくハイレゾ音源の配信に関する記事を目にします。2月6日からは、ビクターもハイレゾ音源の配信サイトを立ち上げるとか。そこで、色々ハイレゾ音源に関して調べたので、記事にしてみました。

近年、アップルの「iPod」の発売をきっかけに、CD・レコード・カセットテープといったメディアが、過去の物のように、音楽メディアの新時代が始まった感があります。

多くの方は、こうした携帯音楽プレーヤーにネット上からダウンロードした音源のことを「ハイレゾ音源」と認識している方も多いかと思います。実際のところ、携帯音楽プレーヤーに入っている音源自体は、ほとんどの場合「ハイレゾ音源」ではありません。

そもそも「ハイレゾ音源」とは

 

種類 ハイレゾ音源 CD 一般的なデジタルデータ
ファイル形式 wav/DSFなど cda MP3/WMA/AACなど
音質 高い 44.1kHz/16bit 劣るか同等
値段 高価 様々 低価格
購入方法 販売店・WEB 販売店・WEB WEB

そもそもハイレゾ音源とは、簡単に言えばオーディオマニア向けの音源でしょう。実際に一般的なハイレゾ音源ファイルであるDSFファイルは、ダウンロードこそ誰でもできるものの、再生するためには、専用のソフトウェアやハードウェアが、必要になります。一般の携帯音楽プレーヤーでは、再生することができません。特にハードウェアに関しては、現在では、まだまだ高価な商品といえます。

どれくらい違うのか?

 

参考までに、現存する主な音楽メディア(CD・カセット・レコード・MD・MP3)の中で、最も音質が、高いもの、最も音質が劣るものを選ぶと、皆さん意外なことに、「レコード」が、最も高音質になります。そして、MP3が、最も音質の低いメディアになります。

音質についてCDを例に挙げると、先に紹介したCDの音質(44.1kHz/16bit)は、

  • 1秒間に44100回データを記録している(44.1kHz・サンプリング周波数)
  • 1秒間に2の16乗(65536・ビットレート)色の音を識別している
  • ちなみにCDでもSACDに関しては、音の記録できる幅(ダイナミックレンジ)は、96db

う意味になります。ものすごい数のようにも思えますが、データの波形をどんどん拡大すれば、ガタガタの階段状になっています。

対して、アナログレコードに関しては、デジタルデータのような概念はなく、常に記録し続けています。それも、音色の識別も無限です。ですから、レコードが、未だに好まれているのかもしれません。補足ですが、レコードの記録できるダイナミックレンジは、65dbです。

話が少々逸れましたが、デジタルデータの目指す「高音質」というテーマは、実は「アナログ」の音質を目指しているということでもあるのです。そして同時に、どこまで行っても超えることのできないテーマでもあります。

では、皆さんが最も耳にしているMP3についてですが、非常に詳しく(難しく)説明されているのは、wikipediaにありますので、参考にしてみてください。もう少し簡単に説明すると、MP3は、人間の聞き取りにくい部分、具体的には、強い音の後の余韻の部分を削ることで、データを小さくする事を実現しました。しかし、音質の良し悪しとして考えると、データを間引いている訳ですから、実は音質以前の問題なのかもしれません。ですから、海外のアーティストでも、未だにこうした圧縮音源での配信を拒む方も少なくありません。

では、問題の「ハイレゾ音源」は、どうなのでしょうか。

そもそも、音を記録する段階では、現在の技術では、一般的にPCM方式という規格で記録するのが、一般的です。その方式では、(192khz/32bit)というのが、最も高音質での記録方法です。しかし、このレベルでそのままパッケージにしようとしても、CDサイズには到底記録できませんから、音質を下げて、CDサイズにまとめているのです。ですから、少しでも、アーティストが演奏している音を、レコーディングしたレベルに近い音で聴ける規格として近年注目されているのが、「ハイレゾ音源」です。

「ハイレゾ音源」の配信に使用するうえで、最も注目されている規格が、「DSD/DSF」です。CDが、1秒間に2の16乗という記録回数であるのに比べて、DSDは、2.8224MHzもしくは、5.6448MHzという100倍以上の回数のサンプリングを可能としています。

「ハイレゾ音源」のデメリット

 

ここまで説明を聞くと、だれもがすべてのメディアを「ハイレゾ音源」で、聴きたくなるのは当たり前ですが、音楽作品を作るうえで、必要となる音の編集の面では、現在主流のPCM方式での編集ソフトやハードはありますが、DSDで行う編集ソフトが、未だ販売されていないのが現状です。ですから、規格自体は、完成されていますが、周辺が追い付いていないのです。

また、非常に大容量のデータを扱うため、ハード面でも現在販売されているプレーヤーは、とても高価で、一般的ではありません。最もポピュラーなのが、パソコンを使用し、ソフトウェアでの再生になります。

「ハイレゾ音源」の再生その他に関するリンクをまとめてみました。

現在は、まだまだ発展途上ですが、身近で直ぐに体感できる「ハイレゾ音源」は、あります。

  • Blue-Ray(48kHz,96kHz,192kHz)で音声を収録しています。
  • デジタルハイビジョン(48kHz)

いかがでしょうか?

「確かに!」

と思われたんじゃないでしょうか?

今後、こうした背景から、音楽を楽しむ為のパソコンや、専用のハードといった製品が、数多く開発・発売されてくると思います。そして新しい技術や製品が登場しても、おそらく音楽の業界において、アナログの規格・製品は、ある程度の規模縮小は予測できますが、無くなることはなく、より希少価値の高い商品として、流通されていくと思われます。

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